前々回の記事で今週発表されたニュースに対して「あんまりインパクトがないニュースっぽいな～」と書きました、、

「ヒトパピローマウイルス感染による頭頸部扁平上皮がん」

頭頸部扁平上皮癌（head and neck squamous cell carcinoma）
の研究経過発表のことですが、ある記事によると

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…a group of malignancies, involving the oral cavity, pharynx, hypopharynx, larynx, nasal cavity, and salivary glands, that together compose the seventh most common cancer diagnosis worldwide. With 890,000 new cases and 450,000 deaths annually

グーグル訳）
口腔、咽頭、下咽頭、喉頭、鼻腔、唾液腺を含む悪性腫瘍のグループで、世界で 7 番目に一般的な癌診断を構成します。 年間89万人が新規感染者、45万人が死亡
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結構インパクトあるじゃん！！

ニュース（1か月後4月5日～10日のサンディエゴでの学会で発表するという）が出た日の翌日CEOから回覧板で詳しい説明がありました。

要約すると

１．この研究は5年前の2019年からモフィット癌センター（新薬研究では米国トップ）の自己資金で行われていた。研究チームのリーダーは米国National Cancer Institute Head and Neck Steering Committeeの副所長でもある。彼女が学会のスピーカー。

２．、、、、、もういいか、、、要約しなくても。見ている人あまりいないし。

　とにかく 効果はPromissing(約束されたも同然）！！

と述べています。
　

これを見よ！
同じ頭頸部扁平上皮癌。
世界一の売り上げを誇る癌治療薬「キートルーダ」　（メルク社）
自らメルク社のサイトにこう書かれています。

According to Merck & Co., “87% of people who received KEYTRUDA and chemotherapy (244 out of 281 people) had their cancer spread, grow, or get worse compared to 91% of people who received standard treatment (253 out of 278 people). Half of the people who received KEYTRUDA and chemotherapy were alive for 4.9 months without their cancer spreading, growing, or getting worse, compared to 5.1 months for people who received standard treatment.”

メルク社の独自のその部分の説明↓

グーグル翻訳だと

メルク社によると、「キイトルーダと化学療法を受けた人の87％（281人中244人）でがんの転移、増殖、悪化がみられたのに対し、標準治療を受けた人の91％（278人中253人）はがんの転移、増殖、悪化を経験した」 ）。 キイトルーダと化学療法を受けた人の半数は、がんの転移、増殖、悪化なしに4.9カ月生存しましたが、標準治療を受けた人の半数は5.1カ月でした。」

これでいいのか？
これが世界最強がん治療薬なのか？
これが画期的と言われている免疫チェックポイント阻害薬なのか？
これで毎年トータル＄20ビリオンの売り上げなのか？
自分のサイトで公表する数値としてはマイナスなイメージではないのか？

もう一回書きます。（頭頸部扁平上皮癌の場合）

キートルーダーーー「ほぼ9割がガンの転移、増殖、悪化」　281人中244人
標準治療ーーーーー「ほぼ9割がガンの転移、増殖、悪化」　278人中253人

標準治療と大差ないじゃないか！

そして
「半数は、がんの転移、増殖、悪化なしに4.9カ月生存しましたが」
とある。

これはPFSが4.9ヶ月ってことだな。　ひどくねか？
その後死亡なのか？？
「渾身の1銘柄」はほとんどの癌でPFS3年以上とか5年の話なんだが、、、

以前にも記事にしましたが世界トップランクの癌治療病院MDアンダーソンのパテル医師が
2023年のメラノーマ学会で言っていた「キートルーダはそれほど癌をワイプアウトしない」
が忖度無しの事実でしょう。というか、上記データはメルク社が自ら発表してるので隠しているわけではない。他の癌なら数値はもっといいものもあるはず。

そしてキートルーダは1年間に一人約１５００万円くらいの医療費です。
そんなに払っても標準治療と大差なし。

一番の問題はこういう免疫チェックポイント阻害薬は正常細胞・正常免疫も殺してしまうことだろう。もうボディーには戦える力がなくなってるのだ。
「渾身の1銘柄」はがん細胞のみを消滅させる。正常細胞はそのまま。そして副作用無し。

「渾身の1銘柄」は恐らくこの頭頸部扁平上皮癌でも転移、増殖、悪化無しで5年くらいすすむと思う。または完治。

なぜなら、世界最高峰癌研究センターの研究者が5年かけてやっと「約束されたも同然の効果」と言っているのだ。4月の学会でまたポンと跳ねるな。

私なら、癌になったら、沖縄の塩「ぬちまーす」だけで済ますと思う。
あー、あと、あんずの種（ビタミンＢ１２）、フキノトウの粉末、、、、
まだあるが、、、、（笑）

！